保護者の方へ

お子さまが立ち止まっているように見えるとき、 焦りや不安を感じるのは自然なことです。 周りと比べてしまったり、「この先どうなるんだろう」と眠れない夜もあるかもしれません。 ここでは、何かをすぐに決める必要はありません。 「学校に戻ること」だけを正解にせず、 その子にとって無理のないペースを一緒に探します。 今は、ただ見守る時間が必要なだけかもしれません。 ご家族だけで抱え込まず、荷物を少し下ろしにいらしてください。 結論が出ないままでも、お話を聞かせてください。
お子さまが動けない時間が続くと、 「何かしてあげなければ」と思ってしまうことがあるかもしれません。 何もしないことが、不安になる夜もあると思います。 声をかけるべきか、待つべきか、 どちらを選んでも迷いは残ります。 ここでは、急いで決める必要はありません。 今の状態を、そのまま置いておいてもいい場所です。 途中で立ち止まっている時間にも、 意味がないとは考えていません。 答えが出なくても、 そのままお話しいただいて大丈夫です。
周りの話を聞くほど、 「うちだけが遅れている気がする」 そんな思いになることもあるかもしれません。 心配する気持ちも、 何とかしたいと思う気持ちも、 どちらも自然なものです。 ここでは、 正しい選択を探す必要はありません。 比べる必要もありません。 今は、様子を見ている時間かもしれません。 結論が出ないままでも、 その途中に一緒にいます。
何も起きていないように見える日々が、 いちばん苦しいこともあります。 声をかけすぎたかもしれない、 放っておきすぎたかもしれない。 そんなふうに、あとから考えてしまうこともあると思います。 ここでは、 その迷いを整理しなくても構いません。 話しながら、 「分からないままでいい」と思える時間を 大切にしています。 途中で立ち止まることも、 選択のひとつです。
お子さまのことを考えていると、 自分の気持ちを後回しにしてしまうことがあります。 誰にも言えない不安を、 一人で抱えていませんか。 ここでは、 答えを出さなくても、 方向を決めなくても大丈夫です。 少し荷物を下ろすような気持ちで、 お話しいただければと思います。 今は、まだ途中です。 その時間ごと、ここにあります。